クライストチャーチ通信。

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2016年02月の記事一覧

新たな出会い♪ 

あれから5年...
これから先も忘れない2011年2月22日。
毎年遺族のケアを担当している私としては、毎年胸が苦しくなる一週間なのです...

でも、遺族が仰っていました...
”娘が残してくれた宝物が、このクライストチャーチであり、さまざまな形で知り合ってきた人々である”、と。

今年も遺族の方と過ごしていたら新たな出会いがありました♪
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これは、たくさんの死者が出たCTVにある芸術品 ”WindSticks”
たぶん、3年ぐらいまえからあって、遺族の方も私も、何だろう?って思ってました。

今年遺族が献花にCTVサイトを訪れた時に、ある女性が話しかけてきました。
実は彼女がこの芸術品を作った方でKIMさんという方。
彼女のパートナー、スティーブンさんもこのサイトで亡くなったのだ、と。

彼女は芸術家であり、写真家で、この芸術品を作り庭で自分で鑑賞して楽しんでいたんだそう。
パートナーのスティーブンさんが、この作品は社会に出るべき作品だから、と勧められても信じなかったんだそうです。
彼女がスティーブンさんの為にこのWindStiksを作ってプレゼントしてあげたところ、スティーブンさんは大喜びをして、
その後1週間は庭のどこに設置するのが一番良いのか、日差しの当たり方、風の吹き方によっての動きなどを
2人で毎晩話続けたんだそうです。

1週間後ようやく2人はどこが一番”ベストポジション”なのか決めて写真を撮りました。
それが、あの地震の起こる2011年2月21日午後12時51分。
そうです、地震の起こった丸24時間前。
その翌日にスティーブンさんは帰らぬ人となりました...

ただ、KIMさんは彼の言った言葉を信じて、今、このWindSticksを販売し、ビジネスを始めています。
スティーブンさんが居てくれなかったら、今の私はいない、とスティーブンさんが亡くなったこの場所に思い出の
WindSticksを設置する許可をもらったんだそうです。

このお話を聞いた時に、思わず泣いてしまいました...

でも、彼女はスティーブンさんとの思い出を大切にしつつ、前に、前に進んでいるとても素敵な女性です
5年経った区切りの年にバラの花をデコレーションしてました。
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白いバラにしたのは、他国の方々には派手な色のお花は亡くなられた方に献花する色としてよくない、と聞いたから、と。

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2月22日夕方5時に仕事中で来れなかったCTVのスタッフが集まったミーティングで、
スティーブンさんとの懐かしく楽しい話をされているKIMさん。

数日いろんなセレモニーで遺族を見かける度に声をかけて、
自分の知り合いを紹介してくれて、遺族の方々をいつも気にかけてくれていたKIMさん。

辛い日々の中にも、とても温かい出会いがあったのでした

HTM

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カテゴリ: イベント

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